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そうだったのか!クリスマスの意味がわかる3つのステップ(初級編)

もうすぐクリスマスですね。世の中が何となくハッピーな気分に包まれる時期です。

そこで、クリスマスって何なのかがわかる解説を、3回連投でお届けします。

初級編(雑学レベル)

 まず初回は「クリスマス」でネット検索すれば比較的簡単に知ることができる雑学レベルのネタです。


(1)クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日

 

 クリスマスは「サンタクロースがプレゼントをくれる日」ではありません。イエス・キリストが生まれたことを祝う「降誕節」という、れっきとしたキリスト教の記念日です。

 

(2)イエスが12月25日に生まれたわけではない

 

 12月25日は、歴史的にずっとあとからその日を降誕節として祝うようになったもので、聖書に「12月25日に生まれた」と書いてあるわけではありません。聖書にある降誕の物語を読むと、羊飼いが夜番をしている場面が出てきますので、季節的には冬ではなかったと考えられます。ユダヤのベツレヘムは、北半球ですし。

 

(3)クリスマス・イブはクリスマス当日

 

 世間でも一番盛り上がるのは25日ではなく24日ですし、多くのキリスト教会でも、24日の夜に「キャンドルライトサービス(燭火礼拝)」が行われます。なぜ25日ではなく24日に祝うのか、疑問に思ったことはありませんか。

 実は、キリスト教の「教会暦」では、「一日」とは日没から次の日没まで。つまり24日の日没から25日の日没までがクリスマスです。「イブ」は「前日」ではなくて「夜(Evening)」、つまり24日の夜は「クリスマスの夜」、クリスマス当日です。フライングしているわけではないんですね!25日の夜は、クリスマスはもう終わってます。

 

次回は中級編(キリスト教会レベル)です。