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段取り八分

新年度になりましたが、毎朝やることがあります。

・コーヒーを淹れる(レギュラー)

・ヒゲを剃る

 

コーヒーは、レギュラーの粉をコーヒーメーカーで淹れるので、粉と水のセットに1分、抽出に3分かかります。

 

ヒゲは、蒸しタオルを当ててから剃るのですが、蒸しタオルは絞ったタオルを電子レンジで1分間温めて作ります。お湯を沸かすより早い。

ヒゲを剃るのは3分かかります。


この時間を全部足すと、8分です。

だから、1つ1つ順番にやると8分かかる、ということです。

 

この順番を工夫すると、どうなるでしょうか。

 

絞ったタオルをレンジに入れている間にコーヒーをセットします。

同時並行なのでこれで1分。

コーヒーを抽出している間に、できた蒸しタオルでヒゲをそります。

同時並行なのでこれで3分。

 

合計、4分。

 

順番を工夫することで、時間が8分から4分と、半分になりました。

ここでは待ち時間をただ待っているだけにならないようにしたのです。

 

朝から何をセコセコやってるんだ・・と思われるかも知れません。

 

まあ、これは段取りの一例です。

 

段取りを考えれば、このように時間や、あるいは手間を減らすことができます。

これは仕事では常に求められることです。

 

今まで1日かけていた仕事を、段取りを工夫すれば半分、それは無理でも2割、1割短縮できるかも知れない。

特に、いま目の前にある仕事を、あまり考えずに順番にやっているのなら、十分時間短縮の余地はあります。

1割短縮を10人でやれば、1人分節約できたことになります。


いきなり始めるのではなく、考えてからやることで、物事をうまく進められる。

 

段取り八分とはよく言ったものです。