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そうだったのか!クリスマスの意味がわかる3つのステップ(中級編)

中級編(キリスト教会レベル)

ステップ2は、キリスト教会のホームページを見たり、礼拝に参加するとわかるレベルです。

photo by Youichi UeDA


 

(1)なぜイエスの誕生を祝うのか

 

 2000年前の人物であるイエス・キリストの誕生が、なぜこの現代でも祝われるのでしょう。それはズバリ、イエスが「世の救い主」だからです。待ち続けた救い主の誕生を祝うのが、クリスマスです。

 

(2)私との関係

 

 イエスが救い主だということと、私との関係。これがとても重要です。救い主って、いったい誰を、何から救うの? それは、私を、罪の滅びから救うのです。

「わたしは罪びとを救うために世に来た」

とイエスは言いました。ここでいう「罪」は「犯罪(crime)」のことではなく、私が内面に持っている、自己中心という「罪(sin)」です。すべての人が罪を持っています。私も持っています。神は、罪をそのままにはしておきません。神は罪を罰します。それが永遠の滅びです。他の誰でもない、私が滅びます。でも、そこから救われる方法が一つだけあります。イエスを信じることです。

 

(3)救いの方法

 

 では、どうやってイエスは私を救うのでしょう。イエスは私に何をしたのでしょう。

 イエスは、私の身代わりに十字架にかかったのです。罰を受けるべき、滅ぶべきは罪びとである私自身であったのに、それを代わりに負ってイエスが十字架にかかって死んでくださった。だから、それを信じる私は、もう滅ぶことはありません。私の受ける罰をイエスが代わりに受けてくれた、私の負った借金をイエスが全部肩代わりしてくれた、ということです。「イエスを信じる」というのは、そのようにイエスが私の身代わりになったことを信じるということなのです。

 

 これを理解すると、クリスマスを「世間のお祝い」ではなく、「私の救い主がこの世に来た記念」として祝うことができるようになります。この時期、キリスト教会ではこのことが語られます。

 

 次回は上級編(聖書研究レベル)です。