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AERA「現代の肖像」が好き

常に買っている雑誌というのはないのですが、それでもAERAは比較的買う方です。

 

特集は毎回興味深く、視野を広げてくれます。

でも、何といっても僕は「現代の肖像」が好きです。

特集にピンとこなくても、これを読むために買うことも多いです。

 

一人の人物の生い立ちから実績、エピソード、考え方など、読み応えのある、深い、それでいて抑えた筆致の文章。

登場するのは、誰でも知っている超有名人から、知る人ぞ知るという人まで様々。

でも、どの人物にも「へぇ~」という発見がたくさんあります。

苦しみと葛藤、挫折と希望、弱音と本音が露わにされ、有名人も同じ人間なんだと思わせます。

 

これだけのものを引き出すライターは、取材力、執筆力に加え、人間力が必要でしょう。

自分自身と対峙しなければ、他人のことをここまで書けないはずです。

書かれた人と書いた人、両方への憧憬を味わえる記事、それが「現代の肖像」の魅力です。

(と言いつつ、ライターの名前は覚えてない・・・)

 

以前は5ページだったのに、去年?あたりから6ページに増えました。

(おかげで佐藤優さんのコーナーが、めくらないと目にとまらなくなった)

活字離れが言われる中で、これだけ硬派の文章が拡大するというのは思い切ったものです。

さすがAERAの看板記事。

 

通勤途中に都立多摩図書館が移転してきたので、手持ちを処分してもバックナンバーを読めるのが嬉しいです。